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同期の桜 靖国神社【九段下】
2003/10/14(Tue)
出演:郷本直也
19:00〜 小雨決行
レポート第二段です。連日詰めているうちに感想が増えてきました。
小雨決行、同期の桜。4日目の今日は正直『大雨』でしたが、カッパ配布で決行してくれました。漢!!
しかしこれはさすがに効きました。寒さで腰が痛くなり、す、座っているのがつらい…
寒いわ冷たいわ身動きとれないわ、荷物はびしょ濡れだわ。この過酷な状況にあえて身をおく事がだんだん楽しくなってくるほどでした(笑)
じいやんばあやんたちは早々に開場を後にされてました。懸命な判断だと思います。お芝居観に来て体壊しちゃ元も子もないですもんね。
最後まで残っていたご老体方は平気だったんだろか…。
そして何より、直也さんは風邪などひいていないでしょうか。猛心配です。
この雨の中、役者さんたちはむしろ精力的に演じておられ、プロ意識をひしひしと感じました。
もう、すごいんです。舞台の周りに設置してあるマイクに雨粒があたり、ボコボコと雑音が出るわ、声を拾ったり拾わなかったりで音声は途切れ途切れだわ。地声で勝負するにも雨で声がかき消され、だからと言ってあまり張り上げると、突然マイクが拾ってとんでもない大音響に。ナナメ前のばあちゃん、驚いて跳ね上がってました。
幕間にスタッフがマイクにフードをかぶせた事で、1幕の途中からはかなり改善されました。よかったよかった。
舞台の床はカーペットになっているので滑って落ちるようなことはなく安心でしたが、なにしろ水を吸うのです。派手なアクションの度に跳ね上がる水飛沫。
さらに、彼らの足元は、裸足やら靴下やら!
はだしは冷たかろうに…
くつしたは水を吸ってキモかろうに…
なんかもう、本編と関係ないところで気持ち一杯でした。
今日のトピックスは、同期のうち一人の彼女が突然面会に来るシーン。
当人以外は一瞬固まったのち、ひやかして騒ぎ始めるのです。
いつもは後ずさる感じで男らしく固まる直也さんですが、今日は両手をおヒザに、チョコンと正座してました。かわいい…
それと、飛行訓練中に墜落して死んだ同期に、そのヨメが子連れで訪ねてくるシーン。
彼の乗っていた零戦の風防ガラスの破片を渡す直也さん。
『コスモスがいっぱい咲いている所に飛び散ってました』って言って渡すのですが、何度みてもここだけはジワっときますなぁ…。泣かせますね、直也さん。
何度か観にいった今、今更ながら気付いた点がいくつかありました。
上官たちに『修正!!』って殴られるシーンがあるのですが、それはもう凄い勢いで殴られるため、他の皆は後ろに吹っ飛ぶんです。しかし直也さんともう一人だけは、決して体ごと揺らいだりせず、殴られた後はすぐに元の体勢に戻るのです。
はじめは『?』と思っていましたが、これは『剣道四段の神崎武彦』というキャラなんだ!と。
注意してみると、神埼という硬派なキャラが細かいところで良く出ていること出ていること。
他人の意見を聞く大勢、という場面でも、表情や仕草がそのキャラとして一貫しているんです。
さすが職人、郷本直也。ここが彼の演技で好きな所です。(いやすみません、はじめは気付きませんでしたケド…)
あまり直也さんばかりみるのもキモいかな…と思ったのですが、彼の作りこんだキャラ・細かい演技。ファンがみなくてどーーする!!
…と無茶な結論が出たので、これからもじっくりみようと思います。
終了後、舞台衣装のままの役者さんが出口に先回りして
『雨の中、ありがとうございましたーーーっ!!』とばりばりあいさつしているのを見て感激しました。帽子こそ被っているけど、傘もささずに…
『こちらこそーーーっ!!』と元気に返したい衝動を抑えつつ、おとなしく帰路に着きました。
なお、あまりの大雨なため、今日(4日目)のチケット半券をもって来れば明日も入場できるそうです。しめしめ。
直也さん、あと一日、風邪ひいたりしないでね。
私も気合いれて風邪なおさなきゃな…(←マジで夜中に救急病院送り)
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