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ミュージカルテニスの王子様 Dream Live 1st
東京体育館【千駄ヶ谷】
2004/06/13(Sun)
テニミュ新作を待ち望む私たちの前に現れた衝撃のニュース
「テニミュライブ開催」
これを聞いたときは相当ショックを受けました。
ら、ライブ? 何をするの? 大丈夫なの?
期待と不安の中、座席配置もわからぬままに当日を迎えました。
場所は東京体育館。
バレーボールやパンパシフィックオープンテニス等が催される大きな会場です。
夏のテニミュの会場である日本青年館や国立競技場、神宮球場のご近所ですね。
千駄ヶ谷駅の目の前です。
さて千駄ヶ谷駅を降りるとそこはもうテニミュ色!
とにかく人、人、人でした。遠くに写る「テニスの王子様」の文字。
本当にお祭りと言っても過言ではありません。
会場前広場ではすでに行列。
物販の列と会場入りの列です。
物販ではこんなものが売っていました。
・パンフレット 1,800円
・スティックバルーン 600円/2本
・ペンライト 900円
・生写真 各600円
・ポスター 500円
パンフレットはB4の大判サイズ。中身はこれまでの公演と同様です。
スティックバルーンは空気を入れてふくらますバレーボールの応援でお馴染みのアレです。
二つのバルーンをポンポンぶつけたり振ったりして応援します。
ペンライトはこれがまた高性能!
ブラックライトで青く光る太めのシロモノで、点灯・消灯に加えて点滅もできる優れもの。
実際は点灯しっぱなしでしたけれど…。 私も一本買いました。
思いのほか人気だったようで、午後の部では既にSOLD OUTでした。
生写真はキャスト9名分。青学+こにたん。
残念ながら部長のだけ用意されていませんでした。時間がなかったのでしょうか?
他にも9月1日発売が決定した今回のDVDとCDの予約受付カウンターもありました。
入場前にカメラチェック。割と念入りでしたがスタッフが女性の方ばかりで安心です。
チケットを3回ほど(入念!)確認して入場した先は広大なパイプ椅子。
前方に高いステージがあり、そこに向かってパイプ椅子がずらり。ここがアリーナ席です。
横にA・B・Cブロック、縦に1〜9ブロックと碁盤に分かれていました。
ステージ
_________________
A1 A2 A3 A4 A5 A6 A7 A8 A9
B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9
C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9
その両脇を固めるように二階席が配置されていました。
私は運よくアリーナ、センターの前から二列目だったのですが、ステージと客席の間には動くカメラ(乗り物みたいな)と柵とガードマンがいたため割と距離がありました。2mぐらい?
それでも手を伸ばせば届きそう!近い距離に大興奮です。
定刻を少し押して、会場内に ポーン ポーン と球の音が響きます。
聞きなれない音楽の中、ステージにキャストが登場!場内総立ちです。
オープニングのこの音楽は新しいものでした。とかく興奮してしまったのでよく覚えておりません…
曲の間に舞台中央のセリからぴょん! と飛び出す遠藤雄也くん。新リョーマ役、初お目見えです。
細くて小さくてかわいくてかわいくて、もうかわいかったです。
彼はちゃんとリョーマでした。
オープニングが終わるとMC担当のつっちー。
挨拶・新リョーマ紹介に加えて盛り上がっていこう!との意気込みが。
盛り上がりすぎて椅子に登ったり二階から落ちたりしないように!との注意もありました。適切!
この辺はちょっとしたお芝居になっていて、ここで壇上のキャストは「郷本直也」ではなく「海堂薫」だと気づかされます。
「ライブ」という程なので「海堂役の郷本直也」として出るのだとばかり思っていたため少し驚きでした。
この後は「これが青学レギュラー陣なのだ!」。
マムシと呼ばれるヤツなのです。いきなり見せ場だらけでした。
歌詞が全てリニューアルされており、舞台は見たいし歌詞も聞き取りたいしで大変!
一人一人のキャラ紹介を兼ねていたので、テニミュが初めての人にもわかりやすくて良いのでは。
続いて「負けず嫌い」。
テニミュでやったのとほぼ同じ感じです。
腰に手をやる流れで自然に股間を隠す様子で踊る草太さんが魅力的でした。
レギュラー陣がはけたあとは1年トリオの登場です。
やりとりの中で、海堂先輩派のカツオと桃城先輩派のカチローに別れて口論が始まります。
気がつけばステージ両脇に本人たちが登場! ここからは本人たち、海堂vs桃城対決です。
「俺が先に歌う」という他愛の無い口論なのですが、前作で本番中にセリから落ちただろ とか、自転車こぎすぎだから転ぶんだよ とか、お前の頭が光ってる とか、お互いを貶める小ネタだらけでたまらなく面白かったです。
小ネタ集は以下のとおり。(カッコ)内は攻撃対象の人物です。
・本番中にセリから落ちた(海堂)
・自転車こぎすぎで転倒(桃城)
・靴、履きつぶしすぎ(海堂)←二足目だそうです
・汗かきすぎ(桃城)←水飲むんだもん!との反論には飲む量を減らせとのツッコミが…
・バンダナ取ったら髪まで取れる(海堂)
・頭が光ってる(桃城)←「自分は光る男」と主張する桃城に海堂から熱いツッコミが…
こんな小競り合いの末、いつもの「上等だ表出ろ!」へ。
ここの直也さん、迫力がありすぎて「こわい!」と声をあげてしまいました。
本当に怖かったんですよー…
既に目がハートになっているファンを演技でビビらせる直也さんはやはり実力派だと感じました。
連れ立って表に出ようとする瞬間、なんと「俺は桃ちゃん」がかかります。
喜ぶ桃城、暴れる海堂。1年トリオに抑えられしぶしぶ後ろから「桃ちゃん」を鑑賞します。
サビでは桃城に「お前もやれ!」と指示され、しかたなく「ポッポッポ あー」
ギャー
直也が!海堂が!
初演の千秋楽で柳リョーマが一緒に踊ったのを思い出します。
しぶしぶ踊る海堂、動きが硬いながらもスムースに踊りに参加します。
おもしろいやらかわいいやらでたまらなくなって椅子に座り込んでしまいました… ここ、直也ファンには今回一番の見せ場です!
さて負けず嫌いな海堂くん、「俺は桃ちゃん」二番に差し掛かるところで強引に「タフ」に切り替えてしまいます。
「タフ」の最中、今回もありました。乾の登場&三倍の練習メニュー。
舞台の端から端まで走り回って筋トレです。その間は乾と桃城で楽しく談笑などしていたりして。
戻ってきた海堂、乾汁を飲まされたりして…
「乾汁ドゥリームミックス」だそうです。
白濁した茶色の汚水 みたいなビジュアルでした…南無ー
その後は「桃ちゃん」「タフ」の曲中切り替え、かわりばんこにセンターを奪い合います。
「そう 俺っはー♪」
「いぬっいー♪」
突然センター争いに乾乱入! もちろんあのテンションでです。笑い死ぬかと思いました。
この面白さが文章うまく伝わると良いのですが…本当に面白かったんですよー
彼らが消えた後は乾とタカさんの登場です。
広い舞台に二人きり。
「俺たち、華がないよね…」
ひどくかわいそうなムード(笑)
そんな中、せっかくだから乾が妄想したキラキラしたあの曲をやってみよう、という事に!
そうあの曲。36ペアのあの曲です。
キラキラした前奏が始まり、やる気を出す二人。しかし!
舞台の両脇には本物の3年6組ペアが登場。めちゃキラキラしてます。
「うわっまぶしい」
「くそー、同じ三年なのに」
ともつれあうように退場してゆく乾とタカさん。最後までかわいそうです。
もっともかわいそうだったのは声をひっくり返しながら「逃げろ」と行って退場した草太さんでした。
逃げろって!
36ペアのキラキラした曲が終わったら、不二と入れ替わりで大石が登場。
「俺と仲間でも 良かったか…?」と聞く大石に英二は一瞬うつむいて顔をそらしてました(笑)
もちろん一瞬の間の後、すぐに「うん!」と元気に返事をしていましたけれど!
ここから黄金ペアの曲が始まります。
曲中のテニスの壁打ちみたいな場面ではかわるがわるタカさん&不二、海堂&乾、桃城&リョーマ組が登場して1フレーズずつ打って行きました。ここかっこよくって好きです。
終了後、ようやく部長登場!全員集合。もちろんリョーマも出てきます。
「This is the prince of tennis」「I'm always winner」の二曲が続いて第一幕の終了です。
20分の休憩を挟んで第二幕。
初っ端からテニプリ10巻の表紙の服装で登場です。
初演テニミュの第二幕初めと同じ「勝ち残ーるぞ♪」の曲の後はしばらくお芝居が続きます。
まずこの衣装はテニプリ10巻のデザインです という話から、タカさんがぼそり。
「俺、載ってないんだよなぁ」
「ああ!あれは人気投票の結…モギュ」菊丸が軽い口をふさがれてしまいます(笑)
お互いの衣装について話し合うメンバーですが、話を振ってもらえない海堂が自ら前に出て
「今日の俺 いつもと違うくないっすか」
長ずぼん。長ずぼんだ!
「じゃなくて…もっと上の」
ああ、赤い!赤い!バンダナが赤い!
褒めて欲しかった海堂、赤いとしか言われず撃沈しちゃいます(笑)
赤い! ってこれ、すごいよマサルさんネタですか? スーザン?
続いて乾が用意したレギュラー陣のプライベートショットがスクリーンに映し出されました。
プライベートショットと言っても、キャラのプライベートです。
パフェを食べる菊丸、熱帯魚を観賞する大石、などなど以下のとおり。
・寝起きの不二
・自転車で電車に挑戦する桃城
・幸薄い海堂
・寿司屋を手伝うタカさん
・汁を作る乾
・パフェを食べる菊丸
・熱帯魚を観賞する大石
・ランドセルを背負う手塚
・家で自主練中のリョーマ
ショッキングだったのはランドセルを背負う手塚!小学生当時の写真、という設定です。
滝川さんは見てのとおりデカいじゃないですか。あの体で、ランドセル。
ランドセルがはちきれそうで非常に良くできた作品でした。今日一番笑ったかも!
海堂については、道行くおじいさんを助けたのにお礼も言われない寂しいストーリー。
どちらかというと、海堂よりも手塚、というより滝川さんの方が幸が薄いと思われます。
別の意味でショッキングだったのはパフェを食べる菊丸。
純粋にながやんがかわいくてショッキングでした。
また、今日はテニミュライブだから何かやろうよ!という事に。
女子バレーボール!ボウリング!などの案が出る中、乾持参マイクでカラオケ大会に。
乾、マイクを持ちながら「桃城が音を外す確立75%」「大石がハモリで失敗する確立82%」と続々つっこんで行きます。
大石から「乾がハモリでビビって歌わない確立98%」なんて逆襲もありました。
「海堂が歌うとき『ふぁ〜〜♪』って鼻にかかる確率100%」
これは!(笑)
乾が皆の前でノせられ、歌わされてしまう場面もありました。
「いぬい!いぬい!いぬい!いぬい! チャチャチャチャーラチャ♪ チャチャチャチャーラチャ♪」
手拍子とコールに仕方なく歌う乾。
「知ってるかい?」
乾「ユゥ〜ノォーゥ」
皆さんあわててストップさせます。「かわいそうだからやめさせて」って!(笑)
そんな中、フとしたきっかけでマイクはタカさんの手に…
全員でバーニングです!待ってました!
「バーニング イェイェイ♪」がそのうち「わっしょいイェイェイ♪」になったりして…
いつのまにか着替えたタカさん、ハッピ着て神輿に乗って「わっしょいイェイェイ♪」と壇上を練り歩きます。もう面白すぎて何がなんだか…
もちろん神輿をかつぐのは1・2年。海堂ももりもり担いでいました。
マイクを奪われ強制終了したタカさん。
「なんで俺 ハッピ着てんの?」
知らないよ!
余談ですがハッピタカさんを見た連れが紅白に出てくる北島三郎のようだと感想を漏らしていました。
そのとき場内に歓声が。
後ろを振り向くと、舞台の逆、向かいの位置になんとこにたんがギターを持ってスポットを浴びているではありませんか。
そのまませりあがるこにたん。
「思い出そう〜 あの日〜」
…暗!
南こうせつかと思いました。
とはいえしっとりと不動峰苦難の歌を弾き語るこにたん、歌うまい!
そのときの本ステージでは直也さんが涙ポロリだったとか…
「あの涙は本物」「ネタ」
見た人により二派に別れます。真実はどうなんでしょうか?
曲が終わるとステージにやってきてご挨拶。
本日のゲストでしたー! と、あっという間に出番が終わってしまいました。
入れ替わりにリョーマが登場します。南次郎パパにお洋服を直されながら…
青学全員で新曲を披露。
ゆっくりした調子で明日を歌う曲でした。
今の自分に満足しないで、今頑張って上に行こう みたいな感じ?ですか?
覚えやすい曲でしたが忘れてしまいました。CD化が楽しみです。
この後一年トリオと入れ替わり。レギュラーの着替えの間、三人が魅せるダンスで場を盛り上げてくれます。
着替える衣装はお待ちかねのスーツ姿!
ジャニーズ! ジャニーズが出た!
あのスーツの中が裸だったらよりそれっぽいのですが、ちゃんと着ていてホッとしました。
Kimeruさんのマネージャーさんのコメント「彼らは外タレになりました」の意味を理解…
リョーマは白、他の皆はブルー系の濃淡のスーツです。
直也さんは濃紺のピンストライプのスーツに同系色柄物のシャツ。
ポケットにはキラキラしたチーフが見え隠れします。
おなかには、何と言うのでしょう。はらまき、じゃなくて…
手品師が着るタキシードのようなスパンコールのはらまきが巻かれていました。
そして! 頭には黒いバンダナが… そりゃそうか。取ったら金髪ですものね。
その姿は悪い海賊のようでした。
足が長くてセクシーで、本気でカッコよかったです。惚れ直しちゃいました。
なお、リョーマも白いキャップをかぶったままでした。
いささかミスマッチですが二人とも可愛いから良いです。
「VICTORY」で締めた後はアンコール、「お前は〜青学の柱に〜♪」。ロマンチックな例の曲です。
二度目のアンコールではKimeruさんの「Make you free」。
テニミュのカーテンコールのように場内を走りはしませんが、スティックバルーンをもって舞台上で楽しそうに皆で踊ります。
夜の部ではこのあと、もう一度アンコールに応えてくれました。
まさかこんなに舞台的なものだとは思っておらず、良い意味で期待を裏切られました。
てっきり手ごろなテニミュ曲を歌って踊って応援しておしまいかと思ってました。
もっともっと事前にネタを小出しにして宣伝すれば、もっといっぱい見に来る人がいたのかも…なんて。迷っていて見られなかった方は実に惜しいです!
「1st」と名前がつくほどですし、また次もありそう…ですかね?
騒いでも怒られないこの雰囲気、テニミュ本公演よりもクセになりそうです。楽しかった!
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