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11人いる! 2日目【シアター代官山】代官山
2004/06/26(Sat)
二日目の今日は14時からと19時からの二公演。
一公演あたり1時間半〜2時間なので、余裕を持ったスケジュールです。
今日はフロル役Wキャストの斉藤兄弟(双子ちゃんなんですって)が昼と夜で両方観られます。
そんなに変わるものかな?と思いましたが、やっぱりぜんぜん違いますね!
昼を担当した准一郎くんはやんちゃなフロル。
夜を担当した洋一郎くんは涼しげなフロル。
どちらも味がありました。准一郎くんの方が男っぽい感じ?
洋一郎くんの方はややハスキー気味のお色気フロルちゃんだったように思います。
男フロルと女フロルといった感じでしょうか。
ちなみにフロルというのは雌雄両性人種。後に女としてタダの恋人になります。
でも今は未分化状態なので、男なのやら女なのやら…
二度目の今日は 昨日と比べて冷静にセリフを聞いたり舞台全体を観る事ができました。
本日は集団生活を通した人間関係を強く感じました。なんだか人生を学びに毎日代官山まで通っている気分です。
冒頭のダンスの最中に一人一言ずつ語りがあるのですが、それは彼ら登場人物の主張や生き様。
理想を追うもの、夢を追うもの。
現実を見るもの見ないもの。
いろんな人がいて、互いの生き方にぶつかりあう男たちの姿がその一言に表れていました。
ケンカをしている場面が多いのですが、聞いているこちらまで彼らの考え方に同意したり反発したり。
このお坊ちゃまめ! とか
しっかりしてよ! とか
あなたそれは言いすぎ! とか
これはお芝居なのですが、彼らの話す言葉に一喜一憂しちゃいました。
ケンカになりそうなイヤなムードのたび、直也さんから
「始まった始まった」「またか…」のような表情がみてとれました。
温和なタダらしい一面でした。
直観力に優れたタダは至極当然のようにありえない事を言うのですが、
タダにとってはそんなありえない事も日常のこと。
はじめて来た場所の間取りがわかったり、相手の嘘を見抜いたり。
カンを働かせる場面での彼の飄々とした口調にへぇ!って思いました。
誤ってガンガに重症を負わせてしまった場面では、放心しながらブルブル震えているのがわかり思わず感情移入してしまいます。怖い!
伝染病の存在に気づいた時も、「マウスがいない!11人いるのに!」
ワクチンを取るためのマウスがいないんです。
解決法はわかっているのに手段がない。そんな葛藤と苛立ちがにじみ出ていました。
マウスがいないなら私がマウスになるから!泣かないで!
と思ってみたものの、直也さん演じるタダは幼い頃ワクチンを接種しているのでマウスは不要なのですね。
そうそう、昨日思い出せなかったウケた場面を思い出しました。
フロルが事あるたびに他の出演者にべちっとビンタをくれる場面です。
割と強い力でやるので「いたっ!いたた」
本当に痛そうな音と声がまたドツキ漫才みたいで…
もちろん直也さんもビンタくらってました。ヒゲも抜かれるし散々です。
公演中は雨にも降られるしやはり幸が薄ムニャ
そしてフロルがキャミソール一枚で皆の前に現れた時のこと。
薄着のフロルに思わずドキッとしてしまったか否かの論争(笑)で票決をとることになります。
直也さんも照れくさそうに手を挙げて失笑気味に笑うのですが、その時の表情と言ったら!
間の取り方とか、もうかわいくてかわいくて椅子からずりおちそうでした。
この直也さんにドキッとしたか客席で票決を取れば大半挙がるのではないかと…
ここに限らず、特にフロルとの絡みではいたずらっ子っぽい一面が見れたりしてファンにはたまりません。
初日は顔と役名が一致しませんでしたが、それを覚えた今日の観劇はよりわかりやすく見やすいものでした。それぞれの個性を理解する事でずいぶん視点が変わりました。
一度観た方も、二度目を心からオススメします!きっと違ったものが見えますよ。
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